反中デモ、及び先週新宿で見たデモについて

先の土曜日・日曜日(10月16日・17日)に、東京で比較的大規模な反中デモがあったらしい。
こちらのブログエントリなどを読むと、警察も「実態が把握し辛い上に組織としても統率がとれていない」最近の右翼にはかなり手を焼いているみたいだ。
 
私は、その前の土曜日(10月10日)に新宿で沖縄への連帯を表明するデモに出くわし、そこでの警察による警備のあまりのものものしさに驚いた。
また、翌日、このことについて「笑ってしまうほどものものしい」「全く無意味な仕事に思える」とコメントし、「過剰」すぎる警備が発する一定のメッセージが受け取られてしまう事実は「不快である」と書いた。
この感じ方自体を訂正する気はないけれど、認識は改めておく必要がありそう。
 
10月10日の時点で、警察がその翌週10月16日・17日に右翼的な団体が割合大規模なデモを打つであろうことを把握していたのは間違いない(デモは所轄の警察署長及び公安委員会への届出が義務付けられている)。
10日の過剰に見えるほどの警備体制は、右翼による妨害が現実的にありうるという判断にもとづいて行われた可能性がある。
少なくとも抽象的な管理意識から行われた対応と考えたのは間違っていたかもしれない。
 
その警備のやり方についての違和感や、あのような警備が発してしまうメッセージへの不快感は変わらないが、単純に警察への反感を表明して満足するのは、それこそ抽象的で「のんき」な態度だと言われても言い返せない。
 
なお、転載元(http://h.hatena.ne.jp/quagma/9236561524614168480)のhaikuにはnesskoさんのreplyがついている。URLを掲げておく。