2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

サリバン事件連邦最高裁判決の翻訳

id:tari-G氏にご教示いただいた*1、愛知大学法学部法経論集第183号に掲載されているサリバン事件の連邦最高裁判決の全文の日本語訳が、pdfファイルとして愛知大学のウェブサイトに全文アップされていることがわかった。 なぜわかったのかといえば、愛知大…

エントリーを書き直した理由

一つ前のエントリーは、最初に公開してから読み直してどうも気になるところがあったので、いったん削除し書き直した。 最初私は実名・写真を公開される「捜査協力者」のこうむる不利益について、 排外主義が高まっている今の*1日本においてこのような情報が…

プライバシーと言論の自由

「相手を不快にする権利」の件は最初にエントリーを上げてから10日(そもそものウガヤ氏のツイートからは2週間以上)経ってしまったにもかかわらずぜんぜん進んでいないわけだが、そうしているうちに以下のような事件が報道された。報道による人権侵害が…

なさけない

53歳女性「天皇関連の予算の多さに見てバカバカしくなってしまった。天皇の存在意義が見出せない」 はてなブックマーク - 53歳女性「天皇関連の予算の多さに見てバカバカしくなってしまった。天皇の存在意義が見出せない」 なんだこれ。くさってんなこいつら…

日本とアメリカ合衆国の判決文の違い

アメリカの連邦最高裁判決*1をぼちぼち読んでいるんだけど、連邦最高裁の判決文は、私ていどの語学力*2の人間でも、辞書さえあれば何とか読んで大まかな意味は取れる。 日本の裁判所の書く判決文を、私ていどの語学力*3の外国人が読んでも、絶対にこうは行か…

「相手を不快にする権利」について調べ、途中経過

こちらのつづき。 烏賀陽(うがや)弘道氏の「言論の自由には、相手を不快にする権利も含まれる。(1964年のアメリカ連邦最高裁裁判所判決) 」というツイートは本当に正確なところを述べているのか?という疑問についての調べの途中経過報告である。 と…

「相手を不快にする権利」は保護されるべきか、および烏賀陽弘道氏に罵倒されたこと

言論の自由*1には、相手を不快にする権利も含まれる。(1964年のアメリカ連邦最高裁裁判所判決) 11:07 PM Nov 11th webから 烏賀陽 弘道 on Twitter: "言論の自由には、相手を不快にする権利も含まれる。(1964年のアメリカ連邦最高裁裁判所判決)"…

「ココロ、オドル。」

2004年作品、監督:黒沢清、主演:浅野忠信 (その3まである。現時点ですべて視聴可能である) 雑誌『Invitation』の企画(宝酒造株式会社協賛で、同社の焼酎を画面に登場させている)で、同誌にDVDとして同封されていた20分強の短編作品。特殊な機会を除け…

鷹揚

空の高いところで猛禽(タカ?)が優雅に旋回しているのを見た*1。 *1:エントリのタイトルはid:nessko氏の言葉からいただいた。http://h.hatena.ne.jp/nessko/9234099140701159093

1930年代の青年将校的な情念

星野智幸 言ってしまえばよかったのに日記 2010年11月7日(日) >尖閣諸島事件のビデオを何者かが流出させた件について、政治家を始め、ちまたの人々からも「よくやった」という評価がかなりの程度見受けられるさまを見ていると、これは昭和初期の「白色テ…

「路上で見かけたい歌うたい」ナンバーワン

http://d.hatena.ne.jp/matsuiism/20101107/p1 id:matsuiismさんがこの記事で紹介している森恵というシンガー/ソングライター。私も今まで知らなかったのだけれど、記事に貼られている映像を視聴したところ、かなりいいので、やや興奮気味のコメントをしてし…

id:m-matsuoka氏に答える

新左翼運動について - Togetter こちらのtogetterに付けたブコメからid:m-matsuoka氏とのやり取りが始まったが、なかば予想していたとおり埒があかなくなったのでまとまった文章が書けるこちらでお返事。以下、これまでのやり取りを時系列順に引用。ブックマ…

ぜひやってほしいレトロスペクティヴ

・追悼クロード・シャブロル まあこれはそのうち日本でもやるだろな…やるよね!?もしかしてもうやってる? ・50年代のフリッツ・ラング けっこう見損ねている作品が多い。マリリン・モンローが出てるという「クラッシュ・バイ・ナイト」とか、超見たい。 …

政治的無関心とマンガ

新左翼運動について - Togetter 左翼の「オスバカノンケ」に関心を持てない人たちが別の方法を選んでしまった。例えば、コミケとか漫画の世界が豊かなのは、現実社会での闘いや変革に諦めた人たちの、別の形ので表現/闘い、という側面もあるのではないでしょ…

フリッツ・ラング

マン・ハント - 一人でお茶を 白黒映画だが、場面ごとに光と影を絶妙に活かした絵で情景が描かれ、カラー映画にはない美と深みを見せてくれる。陽射しの差し込むドイツの森、カーテンで閉ざされた薄暗い部屋、ひきずられてきた傷ついた男の足が絨毯に残した…

クイズ番組と学校のテスト

「Qさま!」というTV番組があって、漢字とかについての知識を問うクイズ番組なのだけど、2チームに分かれて各チームのメンバーに順繰りに出題し回答させ、順番が回ってきたメンバーが解答できないか間違えるかすると、それ以降のメンバーに回答の機会が回っ…