ラブライブの入れ替わりネタ

改めて見るとそれぞれどのように他のキャラを演じてるか、他のキャラが自分を演じてるのを見てどう反応するか、うまく描き分けられてて面白い。 ・穂乃果→海未 そつなく演じている。芸能センスあるんだろうなと思わせる。ただ最初にトチってて、そこが穂乃果…

アニメ『selector infected WIXOSS』感想

たった今最終回を見たところだが、まだ見ていない人も多かろうと思われるので、twitterタイムライン感想投下行為はためらわれる。 そこで、ここでひそかにつぶやいてみようかと。 以下、ネタバレあり感想です。 予想以上に全然終わってなかった! 何一つ区切…

カナダの入管収容施設

昨日の記事でも触れた、関東弁護士会連合会・編『外国人の人権―外国人の直面する困難の解決を目指して―』(明石書店、2012)という本に収録されていた「カナダの入管収容施設見学記」と題されたコラム*1が、なかなか興味深かったので、まるごと引用したい。 …

前記事の訂正、及び1974年最高裁決定についての(再)検討

1 この記事を書くにいたった経緯 前記事を書いたあと、たまたま図書館で借りてきていて手元にあった関東弁護士会連合会・編『外国人の人権―外国人の直面する困難の解決を目指して―』(明石書店)*1をパラパラめくっていたところ、「入管身柄事件と憲法31条、…

入管法上の強制収容制度の違憲性(追記あり)

追記:この記事を書いた後、ここで取り上げた最高裁決定が特定できました。読んでみたところ、この記事で前提としていた理解に誤りがあることが分かったので、この記事の一部を訂正しました。追記・訂正部分は、フォントを太字にしたり色を変えたりして目立…

ハワード・ジン『肉声でつづる民衆のアメリカ史・下巻』目次

第16章 第二次世界大戦とマッカーシズム 1 ポール・ファッセル*1「正確な爆撃で戦争に勝つ」 1989 2 ユリ・コウチヤマ「そのあと強制収容所*2がやってきた」 1991 3 山岡ミチコ「爆心地から八〇〇メートル」*3 1992 4 アメリカ戦略爆撃調査団報告書「…

8月30日14時12分付YOMIURI ONLINE記事の見出しがよりミスリードの度合いを上げている件について

昨日こんなこと書いたんだけど。 同じ日の午後2時過ぎに出たYOMIURI ONLINE記事の見出し「入管施設60人ハンスト、難民認定長期化に抗議」だって。 法務省の「東日本入国管理センター」(茨城県牛久市久野町)で、難民認定を求めるなどして収容されている…

8月30日付読売新聞の入管ハンストを報道する記事について

読売新聞朝刊39面(社会面)の、連載四コマ漫画「コボちゃん」の下に位置するあたりに、牛久入管のハンガーストライキ*1についての記事が掲載されていた。 http://f.hatena.ne.jp/quagma/20120830075600 まずは、このようなことが起きていることを報道する記…

ハワード・ジン『肉声でつづる民衆のアメリカ史・上巻』目次

図書館で借りてきた。 本書は 支配する側からではなく民衆の視点に貫かれた名著『民衆のアメリカ史』の元になった民衆の肉声を伝える手紙、演説、文学作品……。ときに権力の横暴や戦争に対して怒り、ときに民衆同士の心温まる交流を語る珠玉のアンソロジー。 …

「おまわりさんは何をやっているの?」は何を書かないか

前回の記事*1に対し、わりとすぐに『デモいこ!』編集の野間易通氏(@kdxn)から応答(罵倒込み)があった*2。 いろいろ言ってるが、ここでは、当該コラムは「警察の本質」につききちんと言及しているとの反論に対し、当該コラムを引用しつつ再反論したい。 …

TwitNoNukes編著『デモいこ!』批判

ツイッターにポストしたものを以下そのまま再構成*1(文章にはけっこう手を入れたが、文意は変えていない)。 『デモいこ! 声をあげれば世界が変わる 街を歩けば社会が見える』*2を読んだ。 版元が同じ河出書房新社ということもあってか、『さようなら、も…

『さようなら、もんじゅ君』感想

ツイッターにポストしたものを以下そのまま再構成*1(文章にはけっこう手を入れた)。 『さようなら、もんじゅ君 高速増殖炉がかたる原発のホントのおはなし』*2読了。原発をめぐる問題を手っ取り早く知るにはいい本なのかな、と思った(個人的にはこの本か…

漱石の「満韓ところどころ」

http://d.hatena.ne.jp/matsuiism/20110216/p1 matsuiismさんが、このエントリーで高澤秀次『文学者たちの大逆事件と韓国併合』を引用しつつ漱石の「満韓ところどころ」にも触れている。私も前回のエントリーの注でこの紀行文に言及したのだけれど、高澤氏に…

差別と法について、思ったこと

先日のエントリー(日の丸と燃える十字架 - 小熊座)に、id:takammさんからコメントをいただいた。これに対する二度目のレスを書いているうちに非常に長くなってしまったので、ひとつのエントリーとしてアップすることにした。以下がその内容である。 −−−−−−…

前回の記事について

日の丸と燃える十字架 - 小熊座 「いわゆるふつうの人たちが無邪気に日の丸にコミットするカルトな日本社会…」というようなことを書こうとして と、「無邪気に国家に同一化すること」に対し批判的なことを書いておいて、その直後で それが戦後の日本経済の大…

日の丸と燃える十字架

昨日アップしたエントリーのブコメで、国旗に言及する方がいた。 私も日本で十字架焼却に類比すべきものを挙げるとしたら日章旗(日の丸)しかない、と考えており、下書きの段階では「ナチの鍵鉤*1十字」に言及した後でその点にも触れようと考えていた。 と…

十字架焼却の歴史

合衆国におけるヘイトスピーチ規制の文脈において重要な連邦最高裁判決であるVirginia v. Black 538 U.S. 343 (2003)を読んでいるのだが、そこで素描されている「十字架焼却(cross burning)」なる行為の歴史が非常に興味深い。 Virginia v. Black判決(以…

こうまで見せつけられると

Togetter - 「チュニジア政権崩壊報道をめぐる烏賀陽弘道氏(@hirougaya)と常岡浩介氏(@shamilsh)との応酬」 Togetter - 「烏賀陽弘道さん(@hirougaya)の語る「匿名の卑怯者」」 発言における事実認識の間違いを指摘されて 間違ってます?じゃあ、ネッ…

ヘイトスピーチ規制がマイノリティの抗議的表現の摘発を招くのは必然か(tari-Gさんへのお返事、part2)

以前こちらにアップした「はてなhaiku」でのtari-G氏とのやり取りは、以降以下のように展開した。http://h.hatena.ne.jp/tari-G/9258658834641833355 http://h.hatena.ne.jp/quagma/9234082553158545707 http://h.hatena.ne.jp/tari-G/9234100145665692301 h…

聖テレサ、ジョージ・エリオット、佐々木中

つい最近思い立って、本棚に挿しっぱなしだったジョージ・エリオットの『ミドルマーチ』(講談社文芸文庫)を手に取った。文庫本で四分冊ぶんの長大な小説であり、買ったのはもう十年以上前になると思うが、最初の50ページほど読んで投げ出したまま、ずっ…

それにしても

Apeman(apesnotmonkeys)氏が「キリッ」の意味が分からない、という人に対して「『表現の自由キリッ』でサイト内検索して関連エントリ読んでから出直して。」と言っておられるので、私もやってみたんだけど、私が「ヘイトスピーチと表現の自由」というテー…

正月早々演じられたウェブ上の小規模な諍い、および「表現の自由キリッ」の意味するところについて

正月早々演じられたウェブ上の小規模な諍い 正月早々、ワールドワイドウェブの片隅で、小規模な諍いを演じてしまった。 今年最初のエントリーがこんなのか!と悲しくもなるが、これまで私がこのブログで書いてきたことと全く無関係ではないし、今回はこの諍…

散漫で断片的なマンガ感想文

ひとつひとつでは一エントリーとして成り立たないような散漫で断片的でかつ無責任なマンガ感想文をいくつかまとめて*1、今年最後の記事としたい。 荒川弘『鋼の錬金術師』(完結) まあおおむね楽しんで読んだんだけど、作品中にちょいちょい顔を出すマッチ…

tari-Gさんへのお返事

前回のエントリーに対し、tari-G氏から以下のブコメが付けられた 一読してちょっと(というかかなり)困ったなと思うのは『ヘイトも言論の自由に含む特殊なアメリカ』という理解。人権の論理からも歴史からもこれは真逆なんだが端的に説明する文献が見あたらな…

「相手を不快にする権利」、一応の結論

1.経緯 まず、手短にこれまでの経緯を説明する。知っている方は飛ばしてくださってかまわない。 (1)ジャーナリストの烏賀陽(うがや)弘道氏が、 言論の自由には、相手を不快にする権利も含まれる。(1964年のアメリカ連邦最高裁裁判所判決) http:…

メリークリスマス!

The Stone Roses - Where Angels Play この曲、聴いた瞬間に「クリスマスソング!!」と思ったんだけど、どうだろう。ちなみにどんな歌詞なのかまったく知らない(聴き取れない)。 でもタイトルでangelって言ってるしクリスマスでいいじゃない!

12月21日の大阪高裁判決の政教分離判断について

現在全国各地の裁判所に係属中の靖国合祀訴訟の一つにおいて、前例のない画期的判断がなされたようだ。 靖国神社への戦没者名提供「政教分離に違反」 大阪高裁 太平洋戦争の戦没者らの遺族8人が「遺族の意思に反して靖国神社に親族を祭られ、故人をしのぶ権…

Captain Beefheart逝去

17日、Captain Beefheartが亡くなったのだそうだ。 Captainとは、"Lick My Decals Off, Baby"というアルバムを聴いてそのあまりの近寄りがたさに呆然とした、というのみのお付き合いだったが、合掌… 同アルバムから二曲。 Captain Beefheart - Bellerin' P…

改めて「黒い彗星」氏の行為について(12月11日の記事の補足、および批判的ブコメへの応答)

はじめに 正直に言うと論争とかいったことは苦手だし、そうそう毎回批判的ブコメに回答してなどいられないと思うのだけれど、前回の*1エントリー(「黒い彗星」氏の行為は在特会の表現の自由に対する不当な侵害であり、許されないか )は少し舌足らずであっ…

ゼンショーによる労働委員会の救済命令無視と、それに対する罰則

労働組合の団体交渉権を侵害し、労働者としての尊厳を傷つけられたなどとして、大手牛丼チェーン「すき家」で働く仙台市のアルバイト女性(43)と、女性を支援する労働組合「首都圏青年ユニオン」は13日、すき家を展開するゼンショー(東京)に計約36…