いただいたreplyへの再reply

 
<以下は、haikuの元エントリsarutoraさんが付けてくださったreplyへの再replyを転載(一部編集)したものです。>
 
>やっぱり番組(と、このような番組になってしまう今の日本社会)がひどいんじゃないか
>「場」自体のキモさ、というのは、quagmaさんの感想のとおりではないでしょうか。
 
そうですね。
私は問題の場面を見ずに消してしまっていたのですが、sarutoraさんもブコメされていた件の記事や「アニオタ保守」なる番組出演者のブログ記事を読む限り、崔氏の発言は「場」を「崩壊」させるとまではいかずとも、亀裂を走らせはしたと見えますね。
してみると、実際には在日朝鮮人/韓国人が出演していたという点で私の感想は誤っていたとしても、観察として本質を外してはいなかった、と言えなくもないのかもしれません。
私自身、件のハイクで書いた番組全体の印象については特に訂正する必要は感じていません。
 
>(在日朝鮮人/韓国人が)そこにいるのにいないかのように「場」が進行し※、声を上げると「場を乱すもの」としてバッシングされる、て、まさに日本社会の縮図
 
はてブコメや2chまとめサイトにおける崔発言バッシング、そして私のリアルにおける周囲の雰囲気などを見ると、「今の日本社会」のひどさは相当なものであると感じ、絶望的な気持ちになります。
この点に関して、sarutoraさん(例の記事に対するブコメも含めて)や、例えばこちら( http://h.hatena.ne.jp/kmizusawa/9234079599818720136 )の見解に完全に同意するところです。
 
すべてが国家を中心とした構図に回収されてしまう場のあり方、
そこからはみ出す存在に気づきすらしない無神経さ、
異議申立てを「場を乱すもの」として排除しようとする同調圧力
国家中心的言説に対し出て当然の怒りの発露を「言論封殺」と呼ぶことのできるパースペクティヴの狂いよう。
 
すべてがウンザリするほど見飽きた光景であり、なんとも飽き飽きする結論ですが、キモイのはあの番組だけではなかった、「まさに日本社会の縮図」であった、というところでしょうね。