セウ・ジョルジによるデヴィッド・ボウイ

Seu Jorge - Life On Mars

映画『ライフ・アクアティック』の監督ウェス・アンダーソンに「ポルトガル語デヴィッド・ボウイの歌を歌ってくれ」と頼まれたとき、セウ・ジョルジははじめ原曲を台無しにしたくない、と断ったのだという。
しかし彼は押し切られ、この映画の中で何曲もボウイの曲をポルトガル語で歌ったのだが、結局のところ、それは素晴らしいものだった。
それらのうちいくつかはサントラに収録されたが、それとは別に、彼がボウイの曲をポルトガル語でカヴァーしたものがあらためてスタジオで録音され、アルバムとしてリリースされた。
CDのスリーヴにはボウイ本人から寄せられた言葉が。
「もしセウ・ジョルジが私の曲をアコースティックな演奏とポルトガル語の歌で録音しなかったら、彼がこれらの曲に吹き込んだ新しい美を聴くこともなかっただろう」