マイラ・アンドラージ『ストーリア、ストーリア...』
先週買ったマイラ・アンドラージのCD『ストーリア、ストーリア...』が聴き込むほどによくって、何度も聴いてしまう。
ブックレット読んで(字がめちゃくちゃ小さいんで眼が疲れた)分かったんだけど、アルバム13曲を世界各地の6つのスタジオ(パリ、ハバナ、リオデジャネイロ、サンパウロ*1、サルバドール*2)で録音している。
曲ごとに録音スタジオが違うというのとは違う。
全曲、軸となるバンド*3の演奏はパリのスタジオで録音しておいて、ブラジルやキューバのゲストミュージシャンの演奏は彼らの地元に赴いて録音している。それをサンパウロでミックス、マスターするという工程。
大西洋を股にかけている。スケールおおきい!
それとも、こういう製作工程って珍しくないのだろうか?
こうした凝りようは、マリーザ・モンチなども手がけたプロデューサー、アレ・シケイラの辣腕もあるだろうが、キューバで生まれ、その後もアフリカやヨーロッパを転々とする生活を送ったという、ディアスポラ・カボベルデ人というマイラ自身の出自を反映したものなのかもしれない。