「10代までに読んでおくべき本」

 
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http://blog.livedoor.jp/news23vip/archives/3006764.html
10代でそんなに読むことはないよ - finalventの日記
 
この手のって、文学なり経済学なりといった一定の専門領域内で「最低限これは読んでおけ」っていう話なら、まあ理解できるんだけど、そうでなければあんまり趣味の良くないお遊び以上のものではないと思う。
 うんざりするのが、必ず「読んだオレすごい(読んでないお前バカ)」に着地させる人が出てくるところ。このブログの人がそうとは言わないけれど(妙にうれしそうだなーとは思う)。
 
「これだけは読んでなくては」っていうのは教育的配慮としてのみ意味がある。教育だから一面でそれは抑圧にもなる。「これだけは読んでなくては」と思って本読んだり音楽聴いたり映画見たりするのはつまんない。いわゆる「名作」がつまらんと感じる理由の多くはそこにあるんじゃないの。
 
こういう話になるとうれしそうに列挙しだす人って、出身大学の話が大好きな人に通じるものを感じる。あとそういう人はだいたい男(偏見)。