黒田硫黄の描いていた茄子料理

漫画家の黒田硫黄が書いててずっと作って食べてみたいと思ってた料理を今日はじめて作ってみた。

特に料理名は書かれてなかったけど、いうならば「干し茄子の素揚げ炒め」。

 

「干し」といっても、「ザク切りにした茄子を」「半日くらい」干すだけ。

水分が飛んでやや茶色っぽく変色したのを、素揚げして取り出し、今度は炒めつつ「麻腐っぽいミソとか唐辛子とかショウユとかかなり濃い目の調味料でからめ」る。

「すると!茄子だけなのになんだか濃厚な滋味と芯のあるホニャッとやわらかい摩訶不思議な食感のえも云われぬたべものができ」るのだとか。

講談社 アフタヌーンKC 『茄子』第2巻「おまけ」より) 

 

やってみて、たしかにおいしかった(「ホニャッ」というよりは「くしゅっ」という感じだった)。

 

しかし、あさはかな私は、豆腐と、あろうことか豚肉を加えてしまった。

豆腐はまだしも、豚など入れては繊細な茄子の風味は台無し(おいしいけど)。

 

こんどはぜったいに茄子だけでやってみようと思ったしだい。